― 学力には筋肉と骨格がある! ―
[ パリ / ルーブル美術館 庭園にて 撮影 ]
筋肉とは、「論理と法則」を如何に学び知っているかです。
そして、骨格とは、学ぶにあたっての「集中力と熱意」です。わかりやすく言いますと、「論理と法則」は、例えば数学の場合、公式を理解する力と何故かと考える力です。
「集中力と熱意」はおわかりでしょう。熱意は、言い換えると如何に向上心があるかですね。
さて、私は塾とラボを指導していますが、塾はこのどちらにウェイトをおいているのかわかりますか?
「集中力と熱意」の骨格に当たります。
これが弱い子がとても多いです。
そんな骨格の弱い子は、どこで学んでも結果は同じです。
読書、論語や現代詩の暗誦、そして合唱を取り入れた目的は、集中力プラス感性を磨く為でもあります。
世の中にはそれがわかっていない親が大半ですね。ですから、塾を軽視してのラボへの入室は認めていません。
「集中力と熱意」があれば、ラボに入ったR.O君のようにたったの四ヶ月で一年間の算数を終らせてしまった事実がそれを物語っています。
横浜に行ったR.O君から受け取った年賀状にはその感謝が書かれてありました。筋肉は若ければあとからでも鍛えればなんとかなりますが、骨格は小中学生にてほぼ完成します。
集中力は暗誦や暗譜が一番でしょう。
もうひとつの熱意 (向上心)、これは、僕の小中学生の頃を思い出して見ますと、すぐれた友人や先生との出会いがあったからだと思います。
そして、いまもなお、素晴らしい人とのお付き合いから色々なことを学んでいます。ソニー創業者の秘書だった西順一郎氏が僕の多彩さで驚かれたのは、そうしたすぐれた人々との交流で向上心を培ったおかげでしょう。
この文章は、塾便り26号に記載されたものを引用しました。
by 大藪光政
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