新入生歓迎会をしました。
― 進歩と進化についてのこれからの実行 ―
六月二十四日、新入生歓迎会が塾生の楽しげな会食雰囲気を後にして閉会しました。諸冨先生からは、塾生や保護者のみなさんに対して、とても丁寧な貴重なお話を頂きました。
諸冨先生は、当初、「私は、パンフレットに私の話したいことは書かれているので・・・そんなにお話しすることは・・・」と、おっしゃっていましたが、とても、よくまとまったお話をされたのでみなさんの心に残ったのではないかと思います。
僕の話は、いつも、そうなのですが、自問する癖があって、「進歩と進化についての違いを話ながら、はて、これから塾生の指導をどのようにしていこうという課題を胸に描いていました。
つまり、僕の癖は、まだ明確になっていないこととか、どうしょうか?と、考えていることを人にぶつけて、あとで、考え直す癖があります。
それは、家族間でもそうですね。わからないことがあると、お構い無しに、質問や放言をしてしまうのですが、それは、聞き手の答えを期待していません。
実は、自問しているのです。家族は、僕の癖を承知していますから、耳半分です。(笑)
さて、塾やラボでの取り組みですが、塾生を進歩させるというのは、他の塾でもそうですが、手取り足取りすれば、出席率さえよければたやすいものです。
それは、演習におけるハウツーの繰り返し訓練を行えば済むことですね。ところが・・・
子供を進化させるというのは、少し、難しいです。それは、目覚めさせるということですから、どのような手法でそうさせるのか?となると、とても困難です。
読書でもって、目覚めさせるという手法もそのひとつですが、本を深く熟読してくれなければ、それもかないません。
今のところ、地道だけれども、やはり、一対一の対話なのかな?と思います。それも、本人が真剣に聴く姿勢が出来ていないと意味をなしえません。とても難しいものです。
七月から、中学生に関してはラボにおいて、指導法を変えようと思います。
今まで、規定の時間以上に指導時間を増やしていましたが、一旦、もとに戻そうと思います。
そして、指導も一対一だけのラボにしょうと思います。これは、勉強というものは、あくまで、自分でやるものだという自覚を持ってもらう必要があり、ラボに来る目的は演習を自宅で済ませ、その上でわからないことだけをそこで学ぶことでラボの時間の質を高まらせるという風にしたいのです。
ラボに来て、はじめて、僕の目の前で問題を解くのでは、とてもお話になりません。
ラボは本来、目覚めた二、三人での小グループ指導をすることで、切磋琢磨し、相乗効果的な効果がありますが、目覚めていないグループだと、どうも育成が困難です。
まだ、そうでない子に対しては、一対一で向き合って、話し合って行こうと思いました。実は、あのとき、僕が、みなさんに呟いていた話の結末は、こうした実行を決心する前の予兆だったのです。
早く目覚めて、僕と一緒に次のステップへ進みましょう!
<塾便り37号からの引用文でした>
<写真は、イタリアのポンペイ遺跡にて撮影したものです>
by 大藪光政
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